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2025 .07.09
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<2012年>占ってみると… やっぱり注目、女子トレンド





 重苦しい話題が多かった今年の日本。明けて2012年はどんな一年になるのか。さまざまな角度から占ってみる。【井田純】



 ◇経済…景気回復ゆるやかに/政治…気になる中国新体制



 来年のえとは辰(たつ)。竜は十二支の中では唯一架空の動物、ということで、代わりにタツノオトシゴに聞いてみるべく、東京・池袋のサンシャイン水族館を訪ねた。



 この日は平日。にもかかわらず、午前10時の開館とともに家族連れや若者たちの歓声が響く。タツノオトシゴは、オーストラリア近海のウイーディーシードラゴン、日本にもいるイバラタツなど数種類が飼育されている。漂うように泳いだり、サンゴに尾を巻きつけて揺られたり。眺めていると、浮世のあれやこれやを忘れさせてくれる。



 中国で漢方薬の原料とされる種類は乱獲が進んでおり、全種がワシントン条約による商業目的輸入規制の対象となっている。担当の二見武史さんによると、特徴のひとつは意外にも「目のよさ」だそう。アミなどのプランクトン類を主食とするが、死んだものはなかなか食べてくれない。「他の魚はエサに反射的に飛びつくが、タツノオトシゴは、水槽にエサを入れると上を向いてじっと見ている。小さなアミの、ごく小さな目などを見て判断しているようです」。タツノオトシゴにあやかって、見通しのきく一年になってくれるだろうか。



 「東京五輪開催も新幹線の開業も辰年でした。昇り竜というくらいで、来年の経済も上向きになると期待したいところ」。自身も来年の年男というJPモルガン・アセット・マネジメントの投資戦略ソリューション室長、鈴木英典さん。まずは前向きの言葉を返してくれた。



 12年は十干十二支の組み合わせでいえば壬辰(みずのえたつ)。「壬は何かが生まれて大きくなるという含意がある。次につながる成長が始まる年というところでしょうか」。えとにまつわるあれこれは別にしても、住宅、インフラなどの震災の復興需要の本格化も予想され、日本経済は基本的にはゆるやかな回復基調、とみる。



 「ただ、やはり一番気になるのは欧州。ギリシャで火が付いたユーロ危機は、国の債務が銀行などに移されただけ。かつての日本の不良債権問題と同じで、短期間では解決しない」。リーマン・ショック以降、戻してきた米国の株価もペースダウンの方向。世界経済全体としても「重荷を背負いながらの回復に向かう」と予想する。



 気になる円高は? 「米は緩やかなインフレ、日本はデフレで、円高基調は変わらない。が、今回の円高は4年続いていて、そろそろ成熟しているとみることもできる。米国経済がしっかりしてくれば変化があるかも」と分析。冒頭、景気のいい話をしてくれた鈴木さんだが、「実は『壬辰』は水と土で、組み合わせとしてはよくないんですよ」と予防線も張られてしまった。



 ユーロ危機の欧州にしても、米国経済にしても、問題は政治の動きだ。来年は米国、ロシア、フランスで大統領選、中国では党大会での指導部交代と、主要国で政治イベントが続く。さらに台湾総統選、韓国大統領選、北朝鮮でも権力移譲がささやかれる。



 来年は天下動乱の年? 外交ジャーナリスト、手嶋龍一さんにそう聞くと、にっこり笑って「国際政治の世界では、この種の予想は大概外れるものです」と一言。



 例に挙げたのは、第二次大戦後の情勢。「1950年当時、国際社会は東西対立の最前線、ベルリンでの危機を警戒した。ところが実際に戦争が起きたのは朝鮮半島でした」。今回は、すでに前年の今年、チュニジアを発端に中東で一連の政変「アラブの春」が起きた。近著「ブラック・スワン降臨」を手に、「考えられない事態、ブラック・スワンは思わぬところに舞い降ります」と話す。



 それでは11月の米大統領選、オバマ大統領の再選は? 「状況は厳しいが、オバマさんは比較的強運の持ち主のようです」。共和党側の有力候補のスキャンダルなど、再選に有利な目が見える。「ただ、過去の大統領選では失業対策で再選を逃したケースも多い。失業率の動向が重要です」



 他方、プーチン首相の大統領再登板が確実視されるロシア。手嶋さんは米国の目も、プーチン外交の狙いも、台頭する中国に注がれている、と言う。その中国では習近平体制に移行する。「1人当たりの国民所得が4000ドルを超えた国では民主主義が安定するといわれる。その域にありながら、議会制民主主義がない。このままで自由な市場経済との両立が続くのか」。その根本的矛盾が、体制移行期には一層顕在化する、と指摘し、こう付け加えた。「日本にとって、対中国を考えるうえでプーチン政権との連携は面白いテーマになるでしょう」



 「今面白いのはやっぱり女子のトレンド。震災みたいなことで社会が揺らぐと男は揺らいじゃう。でも、女は元気」と放送作家の山田美保子さん。再び国内に目を転じて、新しい年に向けた明るい動きを聞いた。



 「女の子」トレンドのひとつがスキンケアや頭皮エステなどの美容家電製品。「プロが使うものが、自宅で手軽に扱えるようになった」。おしゃれだけど堅実、という路線が来年も続きそうという。



 芸能界では、30歳前後のグラビア系アイドルの結婚ブームに注目する。山田さんは、まだ余震が多かったころ、ある女優が「柱じゃなくて人に触りたい」と話していたのが印象的だったと振り返り、「むしろ『可愛い奥様』というポジションで仕事の幅が広がるのが今の芸能界」と、ブームが続くとみる。もうひとつは、バラエティー番組で「ひな壇」の常連となったローラさんら、外国の血を引くタレントの活躍ぶりだ。「被災者への配慮で『いつから笑いを入れるか』と悩んだ時期に、彼女たちの明るさに助けられた。原発事故後、多くの外国人が日本を離れた後も、テレビで笑顔を振りまく姿に救われた人もいたのでは」



 山田さんが「やっぱりこういうわかりやすい世界一が今の日本に必要でしょうね」と言うのが、5月に開業する東京スカイツリー。「世界一高いタワー」としてすでにギネス世界記録に認定され、地元はにぎわいが続いている。「『見上げてごらん~』じゃないけど、下を向いているよりずっといいじゃない」



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 ◇「特集ワイド」へご意見、ご感想を



t.yukan@mainichi.co.jp



ファクス03・3212・0279

(この記事は社会(毎日新聞)から引用させて頂きました)









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