2025 .07.13
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2011 .10.05
<住友金属鉱山襲撃>比ゲリラ「協議無視されたから」
【マニラ矢野純一】フィリピン南部ミンダナオ島で、住友金属鉱山が建設中の精錬工場と隣接のニッケル鉱山が共産ゲリラ「新人民軍(NPA)」に襲撃された事件で、新人民軍の政治部門「民族民主戦線」のジョージ・マドロス報道官は4日、毎日新聞の電話取材に応じ、「環境対策について協議を求めたが、無視されたので襲撃した」と述べ、犯行を認めた。
襲撃は、暴力的な脅しにより「革命税」名目でカネを要求するためだ、との見方もあるが、ミンダナオ山中に潜伏中の報道官はこれを否定し、「協議要求の無視は革命活動への侮辱だ」と非難した。
報道官は「工場は強硫酸を使用し、環境への影響が懸念される。石炭を使うため煙害の可能性もある」と指摘。「環境に配慮して住民の権利を守るための協議に応じるなら『住友』は歓迎する」と述べながらも、応じない場合は「徹底的に制裁を加える」と再襲撃をちらつかせた。
住友金属によると、建設中の工場は隣接のニッケル鉱山で採掘した鉱石を精錬し、日本に輸出する計画で、13年の操業を目指している。
住友金属の広報担当者は取材に対し、ゲリラ側の要求を無視したとされることについて、そうした要求を巡る「情報はない」としたうえで、「精錬工場は現地の環境基準よりも厳しいものを目指している」と述べた。
新人民軍は約5000人で構成され、米国務省はテロ組織とみなしている。
(この記事は海外総合(毎日新聞)から引用させて頂きました)
【マニラ矢野純一】フィリピン南部ミンダナオ島で、住友金属鉱山が建設中の精錬工場と隣接のニッケル鉱山が共産ゲリラ「新人民軍(NPA)」に襲撃された事件で、新人民軍の政治部門「民族民主戦線」のジョージ・マドロス報道官は4日、毎日新聞の電話取材に応じ、「環境対策について協議を求めたが、無視されたので襲撃した」と述べ、犯行を認めた。
襲撃は、暴力的な脅しにより「革命税」名目でカネを要求するためだ、との見方もあるが、ミンダナオ山中に潜伏中の報道官はこれを否定し、「協議要求の無視は革命活動への侮辱だ」と非難した。
報道官は「工場は強硫酸を使用し、環境への影響が懸念される。石炭を使うため煙害の可能性もある」と指摘。「環境に配慮して住民の権利を守るための協議に応じるなら『住友』は歓迎する」と述べながらも、応じない場合は「徹底的に制裁を加える」と再襲撃をちらつかせた。
住友金属によると、建設中の工場は隣接のニッケル鉱山で採掘した鉱石を精錬し、日本に輸出する計画で、13年の操業を目指している。
住友金属の広報担当者は取材に対し、ゲリラ側の要求を無視したとされることについて、そうした要求を巡る「情報はない」としたうえで、「精錬工場は現地の環境基準よりも厳しいものを目指している」と述べた。
新人民軍は約5000人で構成され、米国務省はテロ組織とみなしている。
(この記事は海外総合(毎日新聞)から引用させて頂きました)
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