2025 .07.16
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2011 .08.21
英国の反省 「道徳の欠如」 エゴが各階層を侵食(2)=中国
英誌「エコノミスト」は、暴動は世界における英国のイメージを汚し、この国の自己判断を狂わせたと報じた。第一回の法廷に呼び出された暴動参加者には31歳の大学準教授が含まれており、決して典型的な不良ばかりではない。どのような原因があろうと、この点は確定している。道徳の欠如が英国の青年に蔓延(まんえん)している。彼らはほんのひとにぎりではあるが、国家全体をかき乱し、恥をかかせた。
「街頭戦争」は「政治戦争」の様相を帯びてきている
BBCの16日報道では、キャメロン首相の最大のライバルで、対抗政党である労働党党首ミリバンドが、ほぼ同時刻に談話を発表しているという。ミリバンド氏は、キャメロン政権の動乱に対する責任分析は、文化の堕落ばかりに着眼し失業やチャンスの不足や利益や権利が剥奪されることにより起こった社会上の衝突を考慮していない、偏頗(へんぱ)で浅はかなものだと批判した。
米紙ロサンゼルスタイムズは、英国社会がどのように発展するかについて、政治家の間で意見の隔たりがいかに広がろうとも、キャメロンとミリバンドの演説には同じテーマが流れていると指摘。エゴとルール蔑視(べっし)は暴動を起した輩だけでなく、英国社会の最強階層にも見られていることは確かだ。
乱暴な銀行家、公費乱用の議員、他人の携帯に侵入する新聞記者、どれもエゴイスティックで無責任な権力乱用の典型だ。これら一切はこの社会の道徳がゆっくりと崩壊していることを物語っている。
英紙ザ・アイリッシュタイムズは絶望的なエピソードを掲載していた。暴動の最中、母親たちが子どもを暗闇の中でけしかけ、危険な建物から食べ物やビールを盗ませたというのだ。子どもたちは年齢が幼く、つかまったとしても罪を問われないからという。子どものなかには商店からテレビを抱えて出てきたものもいたが、落として壊してしまった。一部の暴動を起したものはこうした話をおもしろおかしく話し、まるで喜劇のように見なしている。
1900年前、古代ローマの詩人ジュベナはこう書き残している。パンとサーカスは社会を麻痺させる、最後には衰退を免れない。現在の英国とアイルランドでは、道徳一切がまったく意味を成さないようだ。「私たちは消費と世論をパンとサーカスにとって代えられるというのか。私たちが好む麻酔薬になるというのか?」(おわり 編集担当:米原裕子)
(この記事は海外総合(サーチナ)から引用させて頂きました)
英誌「エコノミスト」は、暴動は世界における英国のイメージを汚し、この国の自己判断を狂わせたと報じた。第一回の法廷に呼び出された暴動参加者には31歳の大学準教授が含まれており、決して典型的な不良ばかりではない。どのような原因があろうと、この点は確定している。道徳の欠如が英国の青年に蔓延(まんえん)している。彼らはほんのひとにぎりではあるが、国家全体をかき乱し、恥をかかせた。
「街頭戦争」は「政治戦争」の様相を帯びてきている
BBCの16日報道では、キャメロン首相の最大のライバルで、対抗政党である労働党党首ミリバンドが、ほぼ同時刻に談話を発表しているという。ミリバンド氏は、キャメロン政権の動乱に対する責任分析は、文化の堕落ばかりに着眼し失業やチャンスの不足や利益や権利が剥奪されることにより起こった社会上の衝突を考慮していない、偏頗(へんぱ)で浅はかなものだと批判した。
米紙ロサンゼルスタイムズは、英国社会がどのように発展するかについて、政治家の間で意見の隔たりがいかに広がろうとも、キャメロンとミリバンドの演説には同じテーマが流れていると指摘。エゴとルール蔑視(べっし)は暴動を起した輩だけでなく、英国社会の最強階層にも見られていることは確かだ。
乱暴な銀行家、公費乱用の議員、他人の携帯に侵入する新聞記者、どれもエゴイスティックで無責任な権力乱用の典型だ。これら一切はこの社会の道徳がゆっくりと崩壊していることを物語っている。
英紙ザ・アイリッシュタイムズは絶望的なエピソードを掲載していた。暴動の最中、母親たちが子どもを暗闇の中でけしかけ、危険な建物から食べ物やビールを盗ませたというのだ。子どもたちは年齢が幼く、つかまったとしても罪を問われないからという。子どものなかには商店からテレビを抱えて出てきたものもいたが、落として壊してしまった。一部の暴動を起したものはこうした話をおもしろおかしく話し、まるで喜劇のように見なしている。
1900年前、古代ローマの詩人ジュベナはこう書き残している。パンとサーカスは社会を麻痺させる、最後には衰退を免れない。現在の英国とアイルランドでは、道徳一切がまったく意味を成さないようだ。「私たちは消費と世論をパンとサーカスにとって代えられるというのか。私たちが好む麻酔薬になるというのか?」(おわり 編集担当:米原裕子)
(この記事は海外総合(サーチナ)から引用させて頂きました)
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