2025 .07.12
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2011 .10.18
犯人隠避公判 証言 “墜ちたエース”元上司と対決 一礼も視線合わさず
“墜(お)ちた特捜のエース”は、検察側証人として、罪に問われるかつての上司と再び相対した。大坪、佐賀両被告の18日の公判。前田受刑者は両被告に深々と一礼し、しばらく顔を上げなかった。昨年9月の逮捕後、一度も保釈請求することなく懲役1年6月の刑に服した前田受刑者は、静かに法廷に立った。
前田受刑者は丸刈り頭に黒のジャージーの上下姿。今春の証拠隠滅事件の公判時より少しやせた印象だ。入廷すると裁判長、検察官に一礼。最後に大坪、佐賀両被告に向き合い、数秒間頭を下げた。両被告も一礼して応じたが、前田受刑者が視線を合わせることはなかった。
検察側の尋問には「その通りです」「間違いありません」とよどみなく答え、両被告の刑事責任について「故意に改竄したと伝えた」と淡々と証言した。
《小太りの主任検事さんは、高圧的なところがまったくない、紳士的な人だった》
東西の特捜部に所属し、数々の著名事件を手がけた前田受刑者。詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉氏は、自身の取り調べを担当した前田受刑者のことを、著書『罪と音楽』(幻冬舎刊)でこう振り返っている。
だが、華々しい経歴は、自身が起こした押収資料改竄事件の発覚とともに一気に暗転する。証拠物の改竄にまで手を染めたなら、作成した供述調書の内容が疑われるのは当然のことだ。
「さらし者にしておいて、どうしてそういうことがいえるのか」。前田受刑者は8月9日、在日本朝鮮人総連合会中央本部をめぐる詐欺事件の控訴審に証人出廷。5時間に及んだ尋問で、弁護側から「被告の取り調べの際、調書を下書きしていたのではないか」と問われると、声を荒らげた。
小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる元秘書らの政治資金規正法事件では、検察側は前田受刑者が作成した元公設第1秘書、大久保隆規被告=1審有罪、控訴=の調書5通の証拠請求を初公判の直前に撤回。今年6月、被告人質問に臨んだ大久保被告からは、調書を「作家による成果」とこきおろされた。
小沢被告自身の公判では、12月16日に前田受刑者の証人尋問を行う予定だ。
犯人隠避事件での前田受刑者の尋問は11月9日の第10回公判まで続けられる。
(この記事は社会(産経新聞)から引用させて頂きました)
“墜(お)ちた特捜のエース”は、検察側証人として、罪に問われるかつての上司と再び相対した。大坪、佐賀両被告の18日の公判。前田受刑者は両被告に深々と一礼し、しばらく顔を上げなかった。昨年9月の逮捕後、一度も保釈請求することなく懲役1年6月の刑に服した前田受刑者は、静かに法廷に立った。
前田受刑者は丸刈り頭に黒のジャージーの上下姿。今春の証拠隠滅事件の公判時より少しやせた印象だ。入廷すると裁判長、検察官に一礼。最後に大坪、佐賀両被告に向き合い、数秒間頭を下げた。両被告も一礼して応じたが、前田受刑者が視線を合わせることはなかった。
検察側の尋問には「その通りです」「間違いありません」とよどみなく答え、両被告の刑事責任について「故意に改竄したと伝えた」と淡々と証言した。
《小太りの主任検事さんは、高圧的なところがまったくない、紳士的な人だった》
東西の特捜部に所属し、数々の著名事件を手がけた前田受刑者。詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー、小室哲哉氏は、自身の取り調べを担当した前田受刑者のことを、著書『罪と音楽』(幻冬舎刊)でこう振り返っている。
だが、華々しい経歴は、自身が起こした押収資料改竄事件の発覚とともに一気に暗転する。証拠物の改竄にまで手を染めたなら、作成した供述調書の内容が疑われるのは当然のことだ。
「さらし者にしておいて、どうしてそういうことがいえるのか」。前田受刑者は8月9日、在日本朝鮮人総連合会中央本部をめぐる詐欺事件の控訴審に証人出廷。5時間に及んだ尋問で、弁護側から「被告の取り調べの際、調書を下書きしていたのではないか」と問われると、声を荒らげた。
小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる元秘書らの政治資金規正法事件では、検察側は前田受刑者が作成した元公設第1秘書、大久保隆規被告=1審有罪、控訴=の調書5通の証拠請求を初公判の直前に撤回。今年6月、被告人質問に臨んだ大久保被告からは、調書を「作家による成果」とこきおろされた。
小沢被告自身の公判では、12月16日に前田受刑者の証人尋問を行う予定だ。
犯人隠避事件での前田受刑者の尋問は11月9日の第10回公判まで続けられる。
(この記事は社会(産経新聞)から引用させて頂きました)
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