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2025 .07.06
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木村汎氏講演「メドベージェフ氏を陰で操るプーチン氏」



 3月4日に行われるロシア大統領選でプーチン首相が大統領に返り咲くのは確実だ。メドベージェフ大統領とともに、「双頭政治」といわれたが、実際にはプーチン氏がメドベージェフ氏を陰から操縦しており、事実上はプーチン政権の続きだ。



 ロシアは、憲法改正で大統領の任期を1期6年まで延ばして2期務めることを可能にした。プーチン氏が権力の座に就けば、2期12年続くことを覚悟しなければならない。メドベージェフ氏の大統領時代とあわせて、これまでの12年と、今後の12年の計24年間、プーチン政権が続くことになる。



 プーチン氏の当選が99・9%決まっている大統領選で最大の焦点は、1回目の投票でプーチン氏が圧勝できるか、決選投票にもつれこむのかだ。「国民的指導者」として、プーチン氏は1回目の投票で圧倒的な勝利が必要だ。議会選挙で不正が行われたのに続いて、大統領選でどの程度の不正が行われるのかも、プーチン政権の強弱をはかるバロメーターになる。



 独立系調査機関によると、プーチン氏の人気が落ちており、決選投票になるとの予測も出ている。ただ、決選投票になっても、3位以下の候補はプーチン氏と妥協する人物で、プーチン氏の当選は動くことはない。



 しかし、昨年9月にプーチン氏が大統領に返り咲くことを発表して以来、ロシア国内で大規模なデモが起こっているのは、大きな地殻変動だ。ロシア国民は長期の独裁政治に飽き飽きしてきている。インターネットで国境を越えて情報を得る世代がデモを行っており、プーチン体制は「ゆっくりではあるが、着実に衰退しつつある」とみられている。



 北方領土の返還交渉をめぐっては、愛国主義者のプーチン氏が領土を返す気はない。しかし、インターネットを利用する世代では、親日的な新しいロシア人が生まれてきている。また、中国に対する脅威と省エネなど科学技術の問題で、ロシアは日本に協力を求めて接近をしてきており、交渉の際にはプラスの要素となる。



 一方、日本では、一括返還を求める「原則論」と段階的返還などの「妥協論」に意見が分かれており、団結が必要だ。当面、返還のチャンスは来ないかもしれないが、プーチン体制が崩壊したときに、日本は一気に交渉を進める必要がある。





(この記事は政治(産経新聞)から引用させて頂きました)









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