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2025 .07.10
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投資の神様W・バフェットが福島で語った日本&世界経済への思いとは? [2/2]





Q リーマンショックの時に銀行の増資を引き受けましたが、今回の欧州危機でも何かされますか



A いいえ。確かに08年秋、私はゴールドマン・サックスに力を貸しました。



 当時のアメリカは、財務長官ばかりでなく大統領までもが「危機拡大を防ぐために、あらゆる手段を惜しまない。なんでもやる」と明言していました。そして、実際にそうする意思と能力があったと思います。



 なぜならアメリカは、自ら通貨を発行・管理できるわけですから。しかし、ヨーロッパはまだそこまでやっていないのではないでしょうか。



 イタリア、ポルトガル、アイルランド、ギリシャ…、こうした国々の政府が、まず信用を回復させることがいちばん大事だと考えています。バークシャーハサウェイが50億ドル、100億ドル出しても、なにも影響を与えられないでしょう。



Q アメリカの格差問題についてどのようなお考えですか



A ウォール街のデモだけを見れば、60年代の公民権運動やベトナム反戦運動と比べ、大した規模ではありません。潮目の変化は時に大型船をも引っくり返しますが、これまでのところ、転覆したのはヨットだけというのが私の見方です。



 ただ、今回の問題は、これからの政治に大きな意味を持ってくるでしょう。過去20年間、富裕層は十分に繁栄を享受することができました。しかし、何も得られなかった人もたくさんいます。



 実際、世論調査では、多くの割合の国民が不平等感を抱いています。私も富裕層の一人として税金を払っていますが、私のような者のために働いてくれている秘書と比べたとき「私は納税額は本当に十分なのだろうか」と感じています。これからの政治・選挙で、どう変えていくかが焦点になっていくでしょう。



Q アメリカで貧富の格差が拡大し、中間層がいなくなると、ビジネス環境や株式市場にはどのような影響が起こるのでしょうか



A 絶対数でも割合でも、アメリカにはまだたくさんの中間層(ミドルクラス)がいます。しかし、彼らの所得が増えていないのも事実です。1年間の所得が2万1000ドル(日本円で約160万円 1ドル=75円として計算)を切る人たちが6000万人を超えているのです。



 でも、だからといって、私のアメリカに対する投資見解が変わったかと言えば、答えは「NO」。アメリカは安定した国ですし、将来は非常に明るいと思います。



(取材・文/ザイ・オンライン編集部 撮影/和田佳久)





(この記事は経済総合(ダイヤモンド・ザイ)から引用させて頂きました)









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