2025 .07.13
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2011 .10.05
九大教授、中国・宋代の文人「欧陽修」の書簡を発見
【新華社大阪10月5日】九州大大学院比較社会文化研究院の東英寿教授(中国文学)は3日、中国・宋代の文人、欧陽修の書簡96編を発見したと発表した。これらの書簡は、奈良の天理大学付属図書館に蔵されている欧陽修の全集「欧陽文忠公集」に含まれていたもの。明代に編さんされた全集には収録されていなかった。
「欧陽文忠公集」は欧陽修の死後に編さんされた。1196年の第1版は木版印刷だった。天理大学付属図書館で貯蔵されている全集は13世紀に鎌倉幕府が設置した「金沢文庫」が中国から買い付けたもので、日本の国宝に指定されている。
東教授によると、発見した書簡の多くは、欧陽修が北宋の政治家である王安石などの知人に充てた手紙で、近況報告や、感謝を伝える内容だった。明代に編さんされた全集には納められておらず、後に加筆されたものだと考えられる。
東教授は、「欧陽文忠公集」の原刻本を保管している中国国家図書館(北京)、日本の宮内庁、天理大付属天理図書館(奈良)の3つの原刻本を比較。中国国家図書館と宮内庁は内容が一致したが、天理図書館の原刻本を詳細に調べると、書簡96編が含まれていることが分かった。
東教授は「1000年の時を隔てて中国の偉大な人物の書簡を発見できたことをうれしく思う」と話した。
(編集翻訳 松尾亜美)
(この記事は海外総合(毎日中国経済)から引用させて頂きました)
【新華社大阪10月5日】九州大大学院比較社会文化研究院の東英寿教授(中国文学)は3日、中国・宋代の文人、欧陽修の書簡96編を発見したと発表した。これらの書簡は、奈良の天理大学付属図書館に蔵されている欧陽修の全集「欧陽文忠公集」に含まれていたもの。明代に編さんされた全集には収録されていなかった。
「欧陽文忠公集」は欧陽修の死後に編さんされた。1196年の第1版は木版印刷だった。天理大学付属図書館で貯蔵されている全集は13世紀に鎌倉幕府が設置した「金沢文庫」が中国から買い付けたもので、日本の国宝に指定されている。
東教授によると、発見した書簡の多くは、欧陽修が北宋の政治家である王安石などの知人に充てた手紙で、近況報告や、感謝を伝える内容だった。明代に編さんされた全集には納められておらず、後に加筆されたものだと考えられる。
東教授は、「欧陽文忠公集」の原刻本を保管している中国国家図書館(北京)、日本の宮内庁、天理大付属天理図書館(奈良)の3つの原刻本を比較。中国国家図書館と宮内庁は内容が一致したが、天理図書館の原刻本を詳細に調べると、書簡96編が含まれていることが分かった。
東教授は「1000年の時を隔てて中国の偉大な人物の書簡を発見できたことをうれしく思う」と話した。
(編集翻訳 松尾亜美)
(この記事は海外総合(毎日中国経済)から引用させて頂きました)
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