2025 .07.14
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2011 .09.24
2011 .09.24
110910未来ビジョン『経済界の大物・加藤寛、教育を斬る』1/2
2011 .09.24
ほんとの空へ・お~い福島:被災者であり復興者でも=磯野彰彦 /福島
今週初め、福島市と南相馬市、いわき市を回った。前回7月23日の本欄で「せめてこのコラムを書くごとに福島を訪ねたい」と宣言したからだ。
「セシウム入りほうれんそうベーコン炒めヨウ素がけを一つ」
運休している常磐線原ノ町駅近くの居酒屋で、地元の人がこんな注文をしていた。こうして、笑いとばすしかないのかもしれない。「ここには何もないからね。せめて福島にでも(引っ越せたら)……」。そんな言葉も漏れていた。現実となんとか折り合いをつけながら暮らしていた。
9月11日の新聞の1面は鉢呂吉雄経済産業相の辞任だった。鉢呂氏の「死の町」発言に、私はあまり違和感を持たなかった。ただ、防災服を記者にすりつける仕草をして、「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をしたとすれば、辞任は避けられなかったと思う。
気になったのは被災地の反応だ。「辞めて当然」「けしからん」一色の報道が多い中、毎日新聞は「原発周辺が『死の町』になっているのは事実で辞めるほどの言動ではなかったと思う」という、浪江町から福島市内の仮設住宅に移った農業の男性(63)の発言を紹介していた。目を背けられない事実が被災地にはある。その受け止め方、意見は多様だ。それをすくい取るのも新聞の役割である。
原発についても意見は多様だ。19日に東京・新宿の明治公園で行われた「さようなら原発5万人集会」で作家の大江健三郎さんの「原子力のエネルギーは必ず荒廃と犠牲を伴う」という考えと、訪米中の野田佳彦首相の表明した「原子力発電の安全性を最高水準に高める」という内容は、相いれないように見える。
漫画家のかわぐちかいじ氏は「太陽の黙示録」で、震災で日本列島が分断され、米中の統治の下、日本がサウスエリアとノースエリアの分裂国家になるストーリーを描いた。不謹慎を承知で書くなら、双方が歩み寄らねば、日本が原発容認エリアと脱・原発エリアに分割する可能性もあるのではないか。
被災地の声に耳を傾け、多様な意見を尊重し、一人でも多くの納得が得られる解決策を見いだす。政治家だけの仕事ではない。マスコミも生活者一人ひとりもその知恵が試されている。3月11日以降、そういう時代に入ったのだと思う。
東京で8月初め、河北新報の編集委員と対談した神戸新聞の宮沢之祐記者は「風化はするものです」と述べた。阪神淡路大震災から16年の実感だろう。一方、9月11日夜のTBS系の番組で、石巻日日新聞の若手記者は「地域の中で取材をしていく。一番は風化させないこと」と語っていた。2人の言葉はそれぞれ重い。
郡山市で配られていた創刊されたばかりのフリーペーパー「F-WORLD」には、福島大生がこう書いていた。
「私たちは被災者であり復興者でもある」(毎週土曜日掲載)
………………………………………………………………………………………………………
■人物略歴
◇いその・あきひこ
1954年東京生まれ。78年毎日新聞社入社。福島支局、社会部、経済部、政治部を経て東京本社編集局次長、デジタルメディア局長、新聞研究本部長。現在、昭和女子大学キャリア支援センター副センター長。
9月24日朝刊
(この記事は福島(毎日新聞)から引用させて頂きました)
今週初め、福島市と南相馬市、いわき市を回った。前回7月23日の本欄で「せめてこのコラムを書くごとに福島を訪ねたい」と宣言したからだ。
「セシウム入りほうれんそうベーコン炒めヨウ素がけを一つ」
運休している常磐線原ノ町駅近くの居酒屋で、地元の人がこんな注文をしていた。こうして、笑いとばすしかないのかもしれない。「ここには何もないからね。せめて福島にでも(引っ越せたら)……」。そんな言葉も漏れていた。現実となんとか折り合いをつけながら暮らしていた。
9月11日の新聞の1面は鉢呂吉雄経済産業相の辞任だった。鉢呂氏の「死の町」発言に、私はあまり違和感を持たなかった。ただ、防災服を記者にすりつける仕草をして、「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をしたとすれば、辞任は避けられなかったと思う。
気になったのは被災地の反応だ。「辞めて当然」「けしからん」一色の報道が多い中、毎日新聞は「原発周辺が『死の町』になっているのは事実で辞めるほどの言動ではなかったと思う」という、浪江町から福島市内の仮設住宅に移った農業の男性(63)の発言を紹介していた。目を背けられない事実が被災地にはある。その受け止め方、意見は多様だ。それをすくい取るのも新聞の役割である。
原発についても意見は多様だ。19日に東京・新宿の明治公園で行われた「さようなら原発5万人集会」で作家の大江健三郎さんの「原子力のエネルギーは必ず荒廃と犠牲を伴う」という考えと、訪米中の野田佳彦首相の表明した「原子力発電の安全性を最高水準に高める」という内容は、相いれないように見える。
漫画家のかわぐちかいじ氏は「太陽の黙示録」で、震災で日本列島が分断され、米中の統治の下、日本がサウスエリアとノースエリアの分裂国家になるストーリーを描いた。不謹慎を承知で書くなら、双方が歩み寄らねば、日本が原発容認エリアと脱・原発エリアに分割する可能性もあるのではないか。
被災地の声に耳を傾け、多様な意見を尊重し、一人でも多くの納得が得られる解決策を見いだす。政治家だけの仕事ではない。マスコミも生活者一人ひとりもその知恵が試されている。3月11日以降、そういう時代に入ったのだと思う。
東京で8月初め、河北新報の編集委員と対談した神戸新聞の宮沢之祐記者は「風化はするものです」と述べた。阪神淡路大震災から16年の実感だろう。一方、9月11日夜のTBS系の番組で、石巻日日新聞の若手記者は「地域の中で取材をしていく。一番は風化させないこと」と語っていた。2人の言葉はそれぞれ重い。
郡山市で配られていた創刊されたばかりのフリーペーパー「F-WORLD」には、福島大生がこう書いていた。
「私たちは被災者であり復興者でもある」(毎週土曜日掲載)
………………………………………………………………………………………………………
■人物略歴
◇いその・あきひこ
1954年東京生まれ。78年毎日新聞社入社。福島支局、社会部、経済部、政治部を経て東京本社編集局次長、デジタルメディア局長、新聞研究本部長。現在、昭和女子大学キャリア支援センター副センター長。
9月24日朝刊
(この記事は福島(毎日新聞)から引用させて頂きました)
2011 .09.24
【経済復興】仙台市宮城野区 ヘアデザイン ポポラリタ
某高額競馬ソフトに携わったプログラマーが明かす究極のロジック【プログラミング競馬】

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ページを最新の情報に更新する。...
つづき
(この記事はこちらから引用させて頂きました。)
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2011 .09.24
110910未来ビジョン『経済界の大物・加藤寛、教育を斬る』2/2
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(この記事はこちらから引用させて頂きました。)
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(この記事はこちらから引用させて頂きました。)